ハワイ移住や長期滞在の方法

前回のブログでは、ハワイに住む方法(購入)についての費用やポイントをお伝えしました。

今回は「ハワイに住む」つまり移住や長期滞在するためにはどんな手続きが必要なのか、ケースごとの注意点もあわせて紹介します。

最難関?アメリカの市民権を取るには

ハワイ好きの人なら一度は描く「ハワイに住みたい」という夢ですが、本当に家を買ってハワイにずっと住もうと決めたなら、アメリカで永住権(グリーンカード)を取らなくてはなりません。

グリーンカードを取得する方法は大きく分けて4つあります。

  1. アメリカ市民または永住権保持者と結婚する
  2. アメリカの企業に専門職や高度な技能を持つ労働者として就労する
  3. 事業に投資(推定数十万ドル以上)し、米国人を雇用する
  4. DV(Diversity Immigrants Visa Program)抽選に申込み、当選する

これらをぱっと見ても、グリーンカード取得が簡単ではないことが分かるのではないでしょうか。

ちなみに4番目のDV抽選は毎年1回行われ、年によりばらつきがありますが、日本からは5万人程度の応募がある中で約200~500人程度が当選しています。そう考えると100~200人に1人が当選するわけで、宝くじよりはかなり確率が高いとはいえますね。

グリーンカードが取れた場合、米国で自由に居住や就労、出入国ができますが、国籍は日本に残ります。長期間日本に戻って仕事するなど、いわゆる二拠点生活のような暮らしをしていると永住権を取り消されてしまうことも。

グリーンカード取得後、アメリカで数年間生活していると、次は市民権の取得が可能になります。いよいよ日本国籍を脱してアメリカ人として人生を送ることになり、銃の所持(ハワイ州)が認められたり、18~25歳の男性は兵役の登録義務が課せられたりします。

プチ移住やロングステイに必要な手続きは?

そこまで本格的な永住とまではいかなくても、たとえば

  • 日本に家はあるが、定年退職後に元気なうちに夫婦でハワイ暮らしを体験したい
  • キャリアアップのためハワイに1年間住んで語学を学びたい
  • 月単位でコンドミニアムを契約し暮らすように滞在してみたい

といった「プチ移住」や留学・ロングステイなどでも、一生ではないものの「ハワイで暮らす」という夢はじゅうぶん叶います。

ハワイ(アメリカ)では90日までの滞在ならビザ(査証)を取る必要はなく、一般的なハワイ旅行でおなじみのESTA(電子渡航認証システム)でロングステイが可能です。

▼ESTAの申請方法などは以下の記事でくわしく解説しています
ハワイのESTA(エスタ)2024年最新版~アプリでの申請方法も

ハワイに別荘として家を購入したり、コンドミニアムを借りたりして数ヶ月間暮らすには、観光ビザ(B2ビザ)を取得する方法があります。取得のためには、さまざまな書類を揃え大使館へ出向いて面接を受ける必要がありますが、申請が認められれば最長6ヶ月の滞在が可能です。

6ヶ月の滞在なら、フラやサーフィン、ウクレレ、ハワイアンレイやハワイアンジュエリーの製作などのレッスンに続けて通うこともできますね。ハワイアンカルチャーに触れ、楽しく学ぶことも可能です。

そのほか、ハワイで大学や専門学校に通うのであれば学生ビザ(F-1ビザ)や職業訓練ビザ(M-1ビザ)が利用できます。

18~30歳の人が、海外で1~3年のあいだ働きながら文化交流や語学習得を図る「ワーキングホリデー」制度については、日本とハワイ(アメリカ)がワーキングホリデー協定を結んでいないので、残念ながら利用できません。

ハワイで働きつつ中長期の滞在をするには、B-1・L-1・H-1B・J-1などの就労ビザを利用しますが、近年は移民抑制のため審査が厳しくなっている傾向です。

もし就労ビザを申請して却下された場合、その後、旅行などでESTAを申請するときにも否認されてしまう可能性が高まるので、慎重に検討し、観光ビザ(B2ビザ)で申請するなどの選択肢も考えたほうがいいかもしれません。

ビザの種類について興味のある方は以下のような資料で詳しく調べてみて下さいね。
米国ビザ(査証)制度|アメリカ・在NY日本総領事館


美しい海や花など自然に囲まれ、世界各国のおいしい食事が味わえて、独特の文化とアロハスピリッツあふれるハワイで暮らすのは、ハワイを愛する人々にとって願ってやまない夢ですよね。

もちろん、その夢はぜひ持ち続けていたいものです。

でも、毎日過ごす家や、時折立ち寄るカフェでもふとハワイに触れるだけで、なんだかアロハな風が吹いてくるかもしれません

ALOHA LIVINGのショールームでは、ハワイから直接仕入れたインテリアやファブリック、リノベーションのサンプルなどにいつでも触れることができます。

カフェではハワイのダイナーをほうふつとさせるパンケーキ、コナコーヒーやアサイーボウルなどをご用意していますので、ぜひ近くに来られた際はのぞいてみて下さいね!