ハワイに住む（購入編）
年間通じてさわやかな風が吹き抜け、美しい海や山の自然と都会が共存しているハワイ。毎年全米ベストビーチにランクインする美しいビーチや、巨大な波が訪れるオアフ島ノースショアはサーフィンの聖地として知られる。また世界中のカルチャーがミックスされた多彩なグルメや、ハイブランドからローカルな雑貨まで手に入るショッピング天国でもあり、観光、ショッピング、アクティビティと魅力満載のハワイに、誰もが一度は「いつか住みたい…」と考えたことがあるのではないでしょうか？
そこで、今ハワイに家を持つためには、どのくらいの予算が必要なのか、どんな選択肢があるのかを、不動産会社としての視点もまじえてご紹介します。
まずは「購入編」からどうぞ。
ハワイで「家を買う」なら？
冒頭からこんな話で何なのですが…2024年６月現在、ハワイオアフ島のコンドミニアム購入価格の中央値（価格を順番に並べ、ちょうど真ん中となるもっとも多い価格帯）は５３万ドル。1ドル150円で計算すると、約７,９５０万円となります。（一戸建ては約１億６,８００万円）
かわって東京２３区の新築マンション平均価格は約１億１,５００万円（２０２３年）で、平均が１億円超えたとニュースなどで話題になりましたね。一方で中央値は８,２００万円となります。東京２３区が僅かに高いものの、実にハワイと東京の価格の中央値が近い事に驚きます。
但し、上記には色々なエリア・立地が含まれているため、ハワイでは「海が見える」「高台で眺めがいい」などの条件が加わるとさらに価格は上がります。特にワイキキは美しいビーチやダイアモンドヘッドを望む高層コンドミニアムもあり、ハワイ観光のメッカと言うべき最も人気の高いエリアのため、年々価格が高騰してきました。
ワイキキのほとんどのコンドミニアムは建設ラッシュの１９７０年代に建設されたものが多く、２０００年代以降に建設されたものは１０棟前後とわずかしかありません。その中でも有名な「トランプタワーワイキキ（２０１８年新築）」は、現在、２BR２Bath（２LDK 約１２４㎡)が３１０万ドル（約４億６,５００万円）や「リッツカールトン・ワイキキ（２０１６年新築）」は３BR3Bath (３LDK 約１４０㎡）が３４０万ドル（約５億１,０００万円）で販売されており、立地条件もさる事ながらたいへん高額です。日本の坪単価に割り戻すと１坪あたり１２００万円となり、東京の広尾にある有名なヴィンテージマンション「広尾ガーデンヒルズ（１９８３年新築）」などと肩を並べ、実にワイキキのコンドミニアム価格は東京都心の同レベルの中古マンションと変わらない価格になっていることがわかります。
話はそれますが、最近、話題になった東京、港区の「麻布台ヒルズレジデンス」の新築分譲価格（公式には未発表）の平均は約２０億円（ペントハウスを除く）、最上階の「アマンレジデンス」は２００億円といわれています。ワイキキにしろ麻布にしろ一体、どのような人が購入されるのでしょうね。
一戸建ての場合、ワイキキからカハラ方面へドライブする際に左右に見えてくるような豪邸は、敷地の広さや立地にもよりますが、5億円～といったところでしょうか。
今回のテーマはハワイで「家を買う」ですが、とてもとても手が出ませんね。。。
少し、現実的な話に戻します。ワイキキでも何とか手に届くエリアがあります。クヒオ通りとアラワイの間に位置するコンドミニアムです。誰でも一度は耳にした事があると思いますが４３階建ての「アイランド・コロニー（１９７９年築）」は、平均価格帯が30万ドル（約4,500万円）から40万ドル（約6,000万円）の物件になります。高層階のお部屋からはダイアモンドヘッドや海を眺めることができ、広いラナイ付きです。広々したプールデッキやコンビニ、１階には、パンケーキやロコモコなど美味しいメニューで人気のある「フォーティーナイナー」があります。ただお部屋は４０㎡弱のワンルームになりますので、「家」というよりは、別荘やホテル替わりといったところですね。
ということで、ワイキキは、東京都心や城南エリア並みの価格になっておりますので、余程の富裕層や会社経営者とかでない限り、なかなか手が届かない感じです。。。ワイキキから少し離れたエリアであれば可能性もあるかもしれません。ただ、物件は中古物件になりますので、リノベーションを前提に予算を見込んでおく必要があります。（しかも工事はハワイアンタイムで、予定通りに進まないことも覚悟しておく必要があります…！）
次回は、「ハワイに住む（賃貸編）」をお届けします。
日本でハワイの暮らし
「ハワイに住む」それは本当に素敵な夢ですし、あきらめる必要はまったくないと思います。
でも、予算的にもなかなか難しいのが現実。。ならば、日本で、自分のご自宅で大好きなハワイの空気に包まれた暮らしはいかがでしょうか。
ALOHA LIVINGでは、マンションをはじめとする住宅をリノベーションし、まるでハワイいるかのような空間を徹底的にこだわって作っています。
ALOHA LIVINGの「日本でハワイのように暮らす」物件一覧
目黒のカフェ＆ショールームでは、ハワイで暮らすような毎日が実現するリノベーションやインテリアのヒントを展示しています。
コナコーヒーやパンケーキ、暑い日には冷たいアサイーボウルやスムージーなど、ハワイを思い出すメニューをご用意したカフェ店内は、ふと目をやるだけでハワイ気分になれる雑貨もたくさん販売中。ぜひお立ち寄りくださいね。