ハワイのバスルーム(後編)

ハワイの住宅のバスルームはどうなっている?

ところで、そもそもなぜ英語でトイレを「Bathroom」と呼ぶのか不思議に思ったことはありませんか?

その理由は、欧米では家の広さにかかわらず、お風呂とトイレが同じ場所にあることがほとんどだから…です。

シャワーと洗面台とトイレがセットになったものを「フルバスルーム」、洗面台とトイレだけのものを「ハーフバスルーム」と呼んだりもします。

旅行中はやむを得ないとしても、自宅で入浴の最中に家族が入ってきて用を足すのはちょっと…と思われるかもしれません。しかし土地の広いアメリカ本土では家族それぞれの寝室にバスルームがついていることが多いので、わざわざ分ける必要がないのです。

カハラやハワイカイにある豪邸の不動産情報を見ていると4BR6BTH(4ベッドルーム、6バスルーム)といった記載があります。この表示からもわかるように、部屋数よりバスルームが多いことがわかります。(ただこれは、かなりの豪邸のケースですけど・・・)

そこまでの豪邸ではなくても、一般的なハワイの住宅では、たとえば夫婦の使う主寝室(マスターベッドルーム)には、お部屋とつながったマスターバスルームがあり、リビングルームの近くにはゲスト用のバスルームがある家がよく見られます。

日本のお風呂にハワイの雰囲気を取り入れるなら

日本で「ハワイを感じられる暮らし」を実現するためには、内装やインテリアなどさまざまな方法があります。

ただ、ハワイ(アメリカ)式のシャワーブースだけ…というのは、冬が寒い日本ではあまりおすすめできないかもしれません。

ハワイに駐在・移住した日本人の住宅の不満でもっとも多いものの1つが「肩までゆっくりつかれる浴槽がない」だといいます。

アメリカやヨーロッパなどの欧米の方々は、体臭が強いため、カラダをきれいにする目的でシャワーを浴びます。入浴=リラックスという概念がありませんからゆっくりお湯に浸かるという事はせず、効率的にカラダをきれいにするためにシャワーを浴びるというのが一般的です。このような理由から、湯船にお湯を貯める必要がないためバスタブが浅めとなっています。シャワーの水が洗面に流れていかないようにするためです。

浅めのババスタブ

日本ではお湯に浸かることは、一日のカラダの疲れをほぐすなどリラクゼーション効果があるという考えがあります。そのためシャワーだけでなく、浴槽にお湯を張りゆっくりと入浴される方が多いと思います。お風呂を楽しむ文化が暮らしに根付いているわけです。

ALOHA LIVINGでも、バスルームに関しては日本の気候風土や生活習慣に合わせた快適さを保ちつつ、内装やインテリアでハワイを随所に感じられる工夫をしています。

たっぷりお湯張りのできる浴槽
ワイキキのホテルを思い浮かべる洗面台のしつらえ

▼このスイッチも見覚えありませんか?


目黒にあるショールーム(2F)では、他にもさまざまなハワイを思い出す内装やインテリアのヒントをご用意しています。

カフェ(1F)でコナコーヒーやパンケーキを楽しんでいただいた後は、ぜひショールームものぞいてみて下さいね!