GWに「ANAホノルル線」でハワイに行って感じたこと。

GW前10日間で決めたハワイ。接種証明・PCRの予約、各種手続がたいへんだった。

今年のGWは、3年ぶりとなる「移動制限のないGW」となり、海外旅行についてもこれまで厳しい規制が敷かれてきた入国時の水際対策が大きく緩和されたことから、いちばん日本人の注目を集める渡航地の聖地、ハワイにもようやく行けるようになりました。

ANA(全日空)のGWのホノルル線の利用者は昨年比4倍超になったといいますが、コロナ禍の昨年との比較では実際のところ、どの位の日本人が訪れるのか、コロナ前のように気軽に行けるのか、不明な点も多かったので実際にハワイに行って様子を確かめてきました。

そもそも、行く気になったのは、なんと航空券に空席があったからです。GWなのに驚きましたが、結局のところ、言われてるほど日本人はハワイに行っておらず(円安ということもあり)様子見といったところでしょうか。

また理由の一つとしてコロナ前と大きく変わった国際線の乗り方にもあると思います。事前に準備することが多くなっているのです。ホノルル渡航にはパスポートの用意・ESTA(電子渡航認証システム)の申請はもちろんのこと、ほかにコロナ関連で4つの書類が必要になりました。まず「ワクチン接種証明」、それに「出発前日・もしくは当日における陰性証明書」、それと「米国疫病予防管理センター(CDC)の誓約書」もしくは当日における陰性証明書」、それと「CDCへの情報提供書類」です。それにプラスしてファストトラック(MySOS)の事前入力も必要です。

ワクチン接種証明は住民票のある各自治体で申請、もしくはマイナンバーカードを用いてデジタル申請をして取得します。前者の場合は市区町村によって異なりますが、申請から発行まで、おおむね7~10日を要します。(私の場合は、無理をお願いして即日発行してもらいました!)

後者のデジタル申請は前者とくらべてかなり早いスピードで発行できるそうですがマイナンバーカード自体が、申請から発行まで1か月程度かかるともいわれています。こちらは、すでにカードを持っているか、渡航が数か月先か、といった場合にのみ有力となります。

各種書類はどう準備?

PCR検査の陰性証明はハワイ州指定の国内医療機関で発行できます。なお、一部でいわゆる「PCR検査センター」の「検査結果通知書」を用いる方法は“裏技”とされ拡散されている反面、直前で海外搭乗・渡航では受理されず、旅行に行けないリスクがともないます。確実にということであれば、医療機関での受診がベターです。

(私は羽田空港内の東邦大学羽田空港第3ターミナルクリニックで発行してもらいました。検査費用は1名あたり20,000円)

CDCの誓約書・情報提供書類は、プリントアウトのうえ記入をしておきます。情報提供書類は前もって書いておいた方がいい反面、誓約書は、PC用・手書き用フォーマット2種類がありますが、結局どちらもチェックインのときにプリントアウトした用紙を提出する必要があるので、どちらもあまり大差はないといえるでしょう(チェックインカウンターで書くこともできます)。

今回は急な渡航のため、これらの準備に時間の余裕がなくバタバタしましたが、今後、海外渡航をお考えの方はワクチン接種証明の発行・PCR検査の予約だけはできるだけ早めにしておくことをおすすめします。現実、チェックインの際、書類に不備があり搭乗出来なかった方も数名見受けられました(とても気の毒でした。。。)

そのようにならぬよう、航空会社のサイトや旅行サイトなどで事前によくお調べ頂き、ご準備していただく事をおすすめします。

空港での手続き、今までと変わったところ。

羽田空港のチェックインカウンターでは、並び始めから完了まで1時間とちょっと。列の長さ自体はGWということもあり、それなりにありました。書類チェックが多いことから1人1人の対応時間が伸びているため、時間がかかっていました。また、書類不備で、長い事説明を受けられてる方もいらっしゃいました。

空港には念のため、今まで以上に早く到着することをおすすめします。(私は2時間以上前に到着しました。)ただ、チェックインさえ済ませてしまえば、あとは従前の海外渡航とほぼ同じです。ハワイ入国時も通常と同じように入ることができます。免税店や飲食店は数えられる程度しか空いておらず、まだコロナ前の活気にはほど遠いものでした。

この日のホノルル行きNH186便の搭乗者は日本人観光客より外国人が非常に多く見られました。事情に詳しい人いわく「軍関係の人が多く搭乗している」とのことでした。機内にも空席が見られ、私の隣も空席で、ゆったり行くことが出来ました。

ダニエル・K・イノウエ空港から、予め予約しておいたタクシーで30分。約2年半ぶりのワイキキです。いつもながらのハワイがそこにありました。開放感に満ち溢れ、観光客は幸せそうです。日本人観光客はというと、少ないどころかまず見かけませんでした。(10日間の滞在中、4~5組といった感じです。旅行者の殆どが米国本土からの旅行者のようです。ハワイでは屋外ではマスク着用義務が撤廃されたため、「ノーマスク」でした。私は帰国の事も考慮(帰国72時間前のPCR検査で陽性の場合、5日間の隔離となり帰国出来ない)し、ビーチやプール以外はマスク着用を徹底しておりました。

ワイキキの状況は、未だにギャラリア(免税店)をはじめ、日本人観光客相手の店舗や飲食店は閉業のまま、レンタカーも殆ど閉業しています。トロリーはワイキキトロリーのみ運行しています。レストランなどは時間帯にもよりますが、混雑は少なく、コロナ前は予約無しでは入店出来なかったお店もスムーズに入れます。(Cheesecake Factorysも並ばずに入れました)また、日本人女性に人気のDEAN&DELUCA HAWAIIのトートバックも今は簡単に購入できます。おまけに15%オフで数量制限もありませんでした。(早朝から整理券を配り、一日70個の争奪戦がウソのようです)但し、円安のいま、食事やショッピングも考えながらお金を使わないと、帰ってからクレジットカード請求にびっくりなんてことになりますので注意が必要です。

ビーチはコロナ禍で水がきれいになったと言われています。ワイキキビーチについては、あまり実感できません(元々きれいなので)でしたが、ダイアモンドヘッドを望む景色は変わらず魅力的でした。

帰国前のPCR検査は帰国の72時間前にする必要があります。私は、前もって予約していましたのでスムーズに受けられました。翌日の検査結果までは少しドキドキしましたが、家族全員無事陰性でした。(因みにこの検査も20,000円/1人、かかりますので往復検査費用は4人家族の場合、160,000円になります。他にも、安く検査が可能な医療機関もありますが、予約が希望日に取れなかったり、検査結果までに時間がかかることもあるので、今回は、費用よりも早く、確実にを優先しました。)

驚いたのは、この検査で陽性になり、帰国できず隔離されている日本人観光客も実際のところいるようですが、ハワイ州や隔離場所のホテルなども特に監視などは厳しく実施してないとの話もあり、陽性者は隔離期間中も普通に観光しているとかなんとか。怖いですよね。しばらくはマスク着用のハワイ旅行の方が良さそうです。

羽田空港に着陸してから、検疫検査の時間調整の為、30~40分程、機内で待たされました。検疫検査では、事前に登録したMySOS(搭乗便到着予定日時の6時間前までに申請)の確認、書類の記入等、検査から結果まで2時間程かかり、結局、着陸から空港の外へ出るまでには約3時間半ほどかかりました。(噂では5時間と聞いていたので良かったですが、旅の疲れもあり、結構こたえました。。)

以上です。

長々と書きましたが、最後までお読み頂き有難うございます。 今後、ハワイ渡航を計画されている皆様の参考になれば幸いです。 

マハロ