自転車でハワイを走ろう「私のハワイ」

ようやく日本にも春が訪れようとしています。長い冬のあいだ、ハワイの暖かい風が恋しかったですね!

これからの季節には、さわやかな風を切って走る自転車も気持ちいいもの。

今回はハワイの自転車事情をお話しようと思います。(Risa‘s Diaryでも前に詳しくご紹介しておりますので。そちらも合わせてご覧ください。)

身軽な自転車はワイキキ周辺の移動に便利

ハワイでの観光やショッピングの「足」といえば、おなじみのトロリーや、市バスの「The Bus」、タクシーのUberやLift…というところでしょうか。

長期滞在であればレンタカーを借りて回る人も多いかと思います。

でも、オアフ島、特にワイキキ近辺では駐車場がなかなか見つからなかったり、行きたいお店からお店へ直接行けるバスの路線がなかったりしますよね。

かといって、歩いて移動するには意外と広いのがワイキキ。

西側のヒルトン村こと「ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ」から東端のカピオラニ公園あたりまで歩くと小1時間かかってしまいます。

そこで、コンパクトで小回りがきく移動手段として観光客に人気なのが自転車

ここ「ALOHA LIVING」のある目黒通り沿いにも、家具や雑貨店・飲食店などがたくさんありますが、駅からはそこそこ距離もあり、駐車場がないお店も多いので、自転車で身軽に移動する人の姿をよく見かけます。

ホノルル/ワイキキではレンタサイクルの「biki」が便利

自転車は英語で「bicycle(バイシクル)」。ロコは略して「bike(バイク)」と言うことが多いですね。

これをもじった「biki(ビキ)」というレンタサイクルが、オアフ島ホノルルのあちこちで利用できます。

ここ数年にハワイ旅行でオアフ島に行った方は、ぱっと目を引くブルーの自転車がステーションにずらりと並んだところを見たことがあるのではないでしょうか?

bikiは2017年にサービスを開始し、コロナでかなり数が減ってしまった時期もありますが、現在はチャイナタウンからダイヤモンドヘッドあたりまでを中心に約130ヶ所のステーションが設置されています。

プランはいくつかありますが、基本的にはクレジットカードさえあれば、最寄りのステーションで借りる→目的地の近くのステーションに返却…というのを、制限時間に達するまで何回でも自由に繰り返すことができます。(※16歳以上のみ利用可能)

ちょっとローカルなおいしいお店って、カイムキとか、カパフル通り沿いとか、ワイキキから微妙に離れた場所に点在しているんですよね。

自転車なら、たとえばパンケーキの朝食で人気の「Café Kaila(カフェ・カイラ)」からスタート。

カパフル通りを南下しながら「Leonard's Bakery(レナーズベーカリー)」のマラサダ、「Ono Seafood(オノ・シーフード)」のポケボウル、「Rainbow Drive-In(レインボー・ドライブイン)」のプレートランチ(ここのロコモコは抜群に美味しいですが、モチコチキンもお勧めです)なんかをテイクアウトして、ビーチやカピオラニ公園でピクニック…なんてルートも、待ち時間なしで実現できてしまいます。

(書いていたら、今すぐ行きたくなってきました・笑)

bikiの公式サイト:https://gobiki.org/

カイルア~ラニカイビーチへも、自転車があると行きやすい

全米No.1ビーチに何度も選ばれているカイルアビーチや、そのお隣にある「天国の海」とも称されるラニカイビーチ。

「天国の海」ラニカイビーチ

このあたりは高級住宅街でもあるため、環境悪化を懸念して、カイルアビーチ駐車場への観光バスの乗り入れは禁止されています。

ラニカイビーチにいたっては駐車場すらなく、一般的なビーチパークのようなトイレやシャワー施設もありません。

そのおかげで人工物が一切ない美しいハワイの海の景色を満喫できるのですが、アクセスが良いとは言えないんですよね。

ただ、自転車の駐輪は禁止されていないので、カイルアタウンで自転車を借りてビーチ近くまで行くことができます。

カイルアタウンのカラパワイマーケット
お惣菜やサンドイッチも充実。

1マイル(1.6km)程度ということで20分ほどかけて歩く人もいますが、時間帯によってはかなり暑いので、ラニカイビーチも回りたいのであればレンタサイクルを利用するとずいぶんラクだと思います。

ハワイの自転車の交通ルールは?

ところで、皆さんはハワイでオートバイに乗る人を見て「ノーヘルでOKなの?」と驚いたことはありませんか。

実はハワイ州の法律では、オートバイの運転時にヘルメット着用義務があるのは18歳以下だけなんです。でも目を守るためのゴーグルまたはサングラスの着用は必要ということで、なんだかちょっと不思議ですよね。

(ただ2023年現在、安全のためにヘルメットの着用を義務づける法案が通りそうですので、今後行かれる方は出発前に最新情報をチェックしておくと良いと思います!)

いっぽう自転車については16歳以下にヘルメット着用義務があり、大人も推奨されています。飲酒運転は日本と同じく禁止です。

通行ルールも日本とよく似ていて、車道または自転車専用レーンを走行することや、車と同じ側(日本では左ですが、ハワイでは右側になります)を走行することが決められています。

歩行者の多いワイキキ・ダウンタウンでは、歩道を自転車で走ると違反金を取られてしまいますが、どうしても歩道を通りたいときは降りて押して歩けばOKです。

また、街中のレンタサイクル店やホテルの自転車を借りた場合は、レストランやお店の前などに停めておくことになりますが、適当にそこらへ停めるのは違反行為です。自転車置き場としてよく見る、あの自転車型のオブジェなどにチェーンでつないでおきましょう。

自転車は、ハワイの心地よい風を一番感じられる乗り物ですよね。

コロナ禍以降、本土からの観光客が多く訪れるハワイではレンタカーの需要が急増し、レンタカー価格やガソリン代も高騰していますし、かなり前から予約を入れておかないと借りられない事もあるようです。

それならば、慣れない左ハンドル&右側通行で前ばかりにとらわれるよりも、のんびり景色を楽しめる自転車でのサイクリングをチョイスするのも悪くないのではないでしょうか。


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