ハワイのベッドルームのつくりかた

映画のワンシーンに出てくるような海外の家のベッドルームやハワイの高級リゾートホテルのようなベッドルームって憧れますよね。自宅の寝室がそうだったら、きっといい夢がみれるだろうなぁ・・なんて思ってる方も多いはず。今回は、そんなハワイのベッドルームつくりかたのお話しです。

海外風ベッドルームをつくる場合は、まず海外と日本のベッドルームの違いを知ることからはじめます。

海外と日本の違いは、間取りの表記から異なります。日本では、「3LDK」と言うように、L(リビング)が最初に表記されます。(この表記方法は日本独自のもので1951年に建設省が確定しました。)
しかし、欧米では「3BR2BTH」というように、BR(ベッドルーム)の数が最初に(そしてバスルームの数)表記されます。このことからも、海外の住宅では、ベッドルームが間取りの中で重要な位置付けであることがわかります。

(英語で帖表記は”15.7tatami mat size"といいます。アメリカでは”スクエアフィート”sq/ftと表示されます)

特に主寝室である「マスター・ベッドルーム」は、お部屋の中で最も広く、造りも豪華になっています。お部屋にはバスルームが備えられ、パウダールームもあります。またウォークスルーのウォークインクロゼット、天井には部屋を美しく飾るモールディングにシーリングファンなど、充実した設備があり、豪華な内装仕上げになっています。(余談ですが、海外ではそれぞれの寝室にテレビがあったりもします。リビングは食卓をかこみ家族で会話をする場所としているからです。)

海外のベッドルームでは、ベッドをホテルのように空間の中心に配置していることが多く見られます。
日本の住宅では一般的に主寝室は6帖程度ですから、少しでも部屋を有効的に使用するために、部屋の隅にベッドを設置しがちです。
日本の住宅事情からするとそれも仕方のないことですが、
ベッドを部屋の中央に配置すると、ベッドの左右に空間ができ動線が確保しやすくなると同時に、部屋全体にゆとりが生まれ、空間としての見映えが良くなります。

またベッドルームは快適な睡眠をとることはもちろん、リラックスした時間を過ごす大切な場所でもあるため、インテリアにも拘ります。
ベッドサイドに置くライティングやアートなどのレイアウトは、アイテムの配置に規則性のある「シンメトリー」を意識することで、バランスのよい安定した調和感をつくりだします。

壁はウォールペーパーで、アメリカの塗装仕上げドライウォール風にします。カラーはグリーンまたはベージュが落ち着きと安らぎ効果があり、ベッドルームにはオススメです。

これで世界でたった一つの美しいベッドルームが完成します。

一日の疲れを癒す寝室だからこそ、拘りの空間にされてはいかがでしょう。ALOHA LIVINGでは、リノベーションからインテリアコーディネートまで承っております。お気軽にご相談ください。