ウッドシャッターが呼び覚ます、ハワイの幸せな記憶

遠くから聞こえる波の音。
窓から見える、揺れるヤシの葉と青い海。
ハワイのホテルでは、なにもせず、窓辺からビーチの風景や行き交う人々をただ眺めているだけで幸せな時間が流れていきます。
そんなホテルのインテリア、特にモアナ・サーフライダーやハレクラニなどのクラシックホテルの多くで窓辺に備え付けられているのが、白い羽根板の「ウッドシャッター」です。
ウッドシャッターの歴史
ハワイのホテルだけでなく、南欧やカリブ海沿岸、シンガポールなど、世界中のリゾート地や住宅にも古くからウッドシャッターは使われています。別名「ルーバー」とも呼ばれます。
ウッドシャッターが建築に使われる地域の共通点は、年間を通じて陽光がふりそそぐ温暖な気候風土であること。
斜めに並べた羽根板で強い日射しを遮りつつ、板のすきまからは風が通る仕組みです。さらに外部からの視線を遮るカーテンのような役目も果たします。

古くは古代ギリシャやローマ帝国の時代に、初めて大理石のルーバーが作られ、地中海沿岸からペルシャまで広がったといいます。
その後、より軽い木を使ったウッドシャッターが生まれ、ガラスが発明される前のヨーロッパに広がりました。ベルサイユ宮殿にも当時のウッドシャッターが残っているそうですよ。
ちなみにフランス語ではウッドシャッターを「jalousie(ジェラシー)」とも呼びますが、これは「嫉妬」と同じ語源で、「外からは見えないが、部屋の中からこっそり外をのぞいている(好きな相手が他の人と歩いているのではないか)」という心理をあらわしているとか。
そして、今でも世界中のリゾートホテルにウッドシャッターが使われているのは、18世紀になってスペインやフランス・イギリスが南国を中心に植民地を作り、そこに自国の建築様式と南国の暑さをしのぐウッドシャッターやシーリングファンなどを組み合わせた「コロニアル建築」のホテルや邸宅を建てたためといわれます。
アメリカでは特に南部の「風と共に去りぬ」のようなプランテーション農場の屋敷で、現在のような白や緑のペンキを塗ったウッドシャッターが多く用いられました。
楽園ハワイにも伝わったウッドシャッター
ハワイ王朝時代の建築にもウッドシャッターが採用されています。エマ王妃の避暑用の別荘「Queen Emma’s Summer Palace」は、深いグリーンのウッドシャッターが特徴。
ハワイに船旅でやってくる富豪たちのために、ワイキキに初めて建てられたホテルで「ファーストレディー」とも呼ばれるモアナ・サーフライダーや、ハレクラニ、ロイヤルハワイアンなどのラグジュアリーホテルでもウッドシャッターが使われています。
▼2019年オープンと比較的新しい「ハレプナ・ワイキキ」でも、姉妹ホテルのハレクラニと同じく、客室に白いウッドシャッターを採用。
▼ハレクラニのシグネチャーレストランである「Orchids(オーキッズ)」では、落ち着いた雰囲気の木の色を残したウッドシャッターを使っています。
ALOHA LIVING(アロハリビング)の家とウッドシャッター
ALOHA LIVINGのリノベーション邸宅でも、必ずといっていいほど窓にはウッドシャッターを使っています。


ALOHA LIVINGのリノベーション物件を購入いただいたお客様から、何度もこんな言葉をいただいたことがあります。
「この窓を見ると、新婚旅行で行った時のハワイを思い出すの」
小さなデザイナーズホテルでもお洒落なハワイですが、ハネムーンで宿泊するホテルはやはり、ハレクラニなどの老舗ラグジュアリーホテルという方が多いのでしょう。
人生で最高に幸せな瞬間の1つであるハネムーンで泊まったホテルの窓からの眺め。それを縁取っていたウッドシャッターを、今度は毎日の暮らしのなかで感じながら過ごせるのが嬉しい…とおっしゃる方はとても多いんです。
ALOHA LIVINGの家では、職人が1枚1枚ていねいに塗装した羽根板を組んだオーダーメイドのウッドシャッターを使用し、ハワイのラグジュアリーホテルのクオリティを再現しています。

東京・目黒にあるショールームでは実物のウッドシャッターを展示しています。上質な手触りを確かめていただけますので、ぜひお立ち寄り下さい。
ショールームはこちら(2026年7月グランドオープン予定)